はじめに
まずはじめに、なぜ私がこの話題を取り上げようと思うに至ったかを少しお話ししておきたいと思います。
- 私が今つとめている外国の企業に入ったのは10年前です。特に外資系にあこがれていたというわけでもありませんでした。前の会社のEngineeringの仕事も少し飽きてきていたのと、当時それなりに(自分では)英語が少しできると思っていたのであまり深刻に考えずにアプライしたのがきっかけでした - とんだ井の中の蛙でしたが.......
- 早いものでもう10年。振り返ってみれば入社以来、私の心の中ではよい意味・悪い意味大きい変化があるように思います。そのあたりをベースに、今後外資系企業というものを将来のキャリアに考えていらっしゃる方の参考になればと思ったのが一つです。
- そしてもっとも重要なメッセージは、日本人がこういう一つの国際社会の中でもっともっと頑張って欲しいと思うからです。
- 外国の企業の中にいれば、日本の会社では遭遇しないような難しい面もたくさんあります。異なった文化を背景に持ついろいろな人種のすむ多国籍の企業では顕著です。
- 時には忘れられないような悔しい思いをすることもあります。外資系ならではのすばらしい経験ももちろんあります。ただし、一般に今の日本の企業で勤めておられる方のメンタリティーやアティテュードをそのまま持ち込んでもうまくいかない部分がとても多いと思います。